ダークナイト
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最高のコミック原作映画、しかし最高の映画ではない
三度目の視聴を終えた。実のところ、この映画から私が汲み取った内実は、やはり初回に得たものに過ぎない。ノーランは壮大で、荘厳で、叙事詩的なまでの映像を創り出すことに長けており、それこそが彼がこれほどIMAXシステムを愛する理由でもある。だが、映像の美しさと衝撃性を除けば、この作品にはそれ以外のものはない。何か斬新なものがあるわけでもない。ジョーカーの演技はかなり素晴らしいが、それでもこの作品を本来属するべきでない地位にまで押し上げるには十分ではない。台湾のある映画評論家は自殺的にも彼の演技を「過剰な没入がトランス状態(起乩)に陥った」と評したが、そこまでではないと思う。しかし映画史上、彼が初めてこのような演技をしたわけでもなく、ジョーカーとて空前絶後のキャラクターというわけでもない。ヒース・レジャーの死が、この役を神格化したのだ。
ある者はこの作品が『ゴッドファーザー』を超えたと言うが、私には比較する価値すら見出せない。『ゴッドファーザー』には特撮はなく、すべて俳優と物語と演技力に依拠している。この作品がIMDbで首位に君臨する理由は、おそらく単に天の時、地の利、人の和によるものだろう。Web 2.0の力は強大であり、『ダークナイト』はまさにその盛りに遭遇した。そこにヒース・レジャーの際立った演技と彼の突然の死、そして『ブロークバック・マウンテン』の珠玉の輝きが加わり、作品の評価は一気に押し上げられたのだ。